フリントは風に舞う。

アニメ語りメイン。出崎、富野好き。実写は目下勉強中。

谷口悟朗コンテ回 『スペース☆ダンディ』 7話

スペースダンディ 7話

脚本:うえのきみこ/絵コンテ:谷口悟朗/演出:外山草/作画監督千羽由利子中田栄治 

ゲストメカデザイン原案:今石洋之

ゲストメカデザイン:片貝文洋

ゲスト宇宙人デザイン:Niθ、草彅琢仁、押山清高

 

7話の絵コンテは、私の大好きな谷口悟朗が担当。どんな演出を見せてくれるのか楽しみにしていました。ちなみに谷口作品で最も好きなのは、ガン・ソード、プラネテスあたり。ブログのタイトルも谷口作品のサブタイから一部拝借しております。

 

7話はどんな内容かざっくりと言ってしまえば、宇宙版『マッハ Go Go Go』、もしくは『チキチキマシン猛レース』。

ゲストメカデザインが今石洋之というのは後から知りましたが、双子のロボットの独特な丸っこいフォルムはたしかに今石だなと。海の空中戦はカメラワークもバンバン動いて迫力がありました。

作監千羽由利子×中田栄治という、谷口作品でよく見られるタッグ。見返してみると、キャラに独特の眼力があるのが分かります。

全体的としては、テンポが良く、どんどん前に転がっていくような快感がありました。期待通りの谷口演出を見せてくれたので満足。

 

この『スペースダンディ』は、毎話本当に意味が無いですね(笑)。各話同士のつながりがまったくなくて、どの話数から観ても問題ない。同監督が手がけた『カウボーイビバップ』も1話独立のオムニバス方式でしたが、「スパイクとビシャスの因縁」が物語の根底にはありました。本作でも、ゲル博士・ペリー提督が、ダンディと因縁があるように描かれていますが、どうもギャグで終わるような気がしてなりません。