フリントは風に舞う。

アニメ語りメイン。出崎、富野好き。実写は目下勉強中。

『メカクシティアクターズ』を4話まで観た

録り溜めしてた『メカクシティアクターズ』を4話まで一気に観た。けっこう面白い。以下、雑感を箇条書きで。

・群像劇かつジュブナイルもの。それぞれのキャラクターはイメージカラーを持っている。つまりどのキャラも等価ということ。
・赤の引きこもりは他人の目が恐い、黄色は注目を浴びることによって周囲の人を不幸にしてしまっている。ふたりのキャラ設定は、作品のモチーフである「目」と密接に関わっている。
・1~3話までの時系列シャッフルの構成が見事だった。「お前の兄だったのか!」という驚きもあってよかった。
・主人公たちは「目」に特殊能力を宿している。演出も「視線」を意識したものに。もともと映画は視点/視線の芸術。原作は小説であるが、この物語は映像表現と親和性が高い。
・4話が素晴らしかった。ショタの実家での同ポを用いたギャグのシークエンスが、後半「ループもの」の伏線になっていたとは!
・それぞれのキャラはメチャクチャすごい特殊能力を持っているにも関わらず、それを不幸と感じている。「異能者バトルもの」ではない。このあたり面白い。