「読書法」をテーマとした本の中で、いちばんのオススメ! 『読書の技法』
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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このブログでは、アニメや映画などの映像作品を文章として語るという形で、自分の中にあるものを「アウトプット」しています。
「アウトプット」するためには、知識や思考を得る事、言い換えると「インプット」が必要になります。
その「インプット」の最も効率的な手段が「読書」だと言えるでしょう。
恥ずかしながら、私はこれまで読書を怠ってきました。今後は身のある読書をして挽回していこうということで、割りと評判のいい『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』 を読んでみました。
本は汚く読め!
熟読法の要諦は、同じ本を3回読むことである。
基本書は、最低3回読む。第1回目は線を引きながらの通読、第2回目はノートに重要箇所の書き抜き、そして最後に再度通読する (p63)
本書では、本を読むときに、重要だと思う個所にシャーペンで線を引いたり、重要なページの角を折ったりポストイットを貼って、目印をつけろと言っています。これは再読の際に確認しやすくするためです。
この本を読んで、実際にこの方法で読書をしてみましたが、圧倒的に記憶の定着率が違いましたね。驚きました。
はじめは本を汚すことにちょっと抵抗がありましたが、次第に気にならなくなりました。むしろ今では、能動的に読書をしている感じがして、心地良いくらいです。
ちなみに、他にも「読書法」をあつかった本を読みました。松岡正剛著『読書術』や、平野啓一郎著『本の読み方―スローリーディングの実践』などです。ですが、本書がいちばん実践的かつ効果的な内容でした。
本を読んだのに知識が定着しない、身のある読書をしたい、と悩んでいる方にオススメの1冊です。