フリントは風に舞う。

アニメ語りメイン。出崎、富野好き。実写は目下勉強中。

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アニメニュースサイト「アニメ!アニメ!」で面白い連載が始まった。渡辺由美子による「アニメライターの仕事術」だ。

本連載はアニメライターである著者が、経験談を交えつつ仕事のノウハウを教授するというもの。駆け出しライターである私にとっては、かなりありがたい記事といえる。
筆者は、ライターの仕事術は何かを一言でこう表している。

「やらなきゃいけない仕事をサクサクこなして、心身ともに健康になろう!」
連載第1回では具体的な仕事術は紹介されていないが、結局のところ上の言葉に集約されるのだろう。それは私の実体験からも何となく想像がつく。

ライター業を始めるまで、ライターにとって最も必要なのは「文章力」だと思っていた。だが、本当に必要なのは「スケジュール力」。
まず大事なのは、依頼者に対して成果物を締め切り以内にきちんと納品すること。たとえ内容に満足いかなくてもとにかく提出するのが大事。多少粗くとも編集者が修正してくれるし、そこまでのクオリティをペーペーの自分に求めていないわけで。もちろん、手を抜いていいというわけではない。
さらにライターは複数案件を同時進行しているため、それぞれ優先順位をつけてやる必要がある。これが上手くいかないと負のスパイラルに陥り、心身ともにボロボロになっていく。まぁ兎にも角にも「スケジュール能力」が大事なのである。

とはいえ、現段階では仕事術の方法論が確立しておらず上手くやれているとは言い切れない。だが、先輩からの教えで意識していることはある。それは「アウトプットし続けること」。
いちばんマズイのは、うじうじ悩んで手が止まってている状態だ。たとえ原稿の完成形が見えずともとにかく書き続ける。バラバラの文章をパズルのように組み合わせる内に「これだ!」と見える瞬間がある。また問題がおきたらすぐに上司に相談することも大事だ。とにかく行動する。そうすれば「心身ともに健康」でいられるのだ。

以上は自分なりの仕事術だ。今後渡辺氏がどのような仕事術を教えてくれるのか非常に楽しみにしたい。