フリントは風に舞う。

アニメ語りメイン。出崎、富野好き。実写は目下勉強中。

アニメレビュー 07/12(土)

■「白銀の意思 アルジェヴォルン」第2話
第1話に引き続いての撤退作戦。
パイロットのイメージによって操縦する、という設定から『エヴァ』を連想した。『エヴァ』と同じく格闘戦も展開されていた。意外と最近のリアルロボットではなかったので新鮮に感じたところでもある。
ただ、ロボットアニメなのに、華やかさがなく全体的に地味な印象。


■「残響のテロル」第1話
原案:渡辺信一郎/監督:渡辺信一郎/キャラクターデザイン:中澤一登/音楽:菅野よう子/アニメーション制作:MAPPA

渡辺信一郎が原作・監督を務めるノイタミナ放映のアニメ。音楽は渡部監督作品ではお馴染みの菅野よう子が担当。渡部監督は一時期監督業から離れていたけど、ここ最近はけっこう活躍していて嬉しい。
映像表現に関しては、これまでの渡部信一郎監督作と同様で「実写」的な画作りであった。照明をしっかりと設定したり、フィックス主体であったり、引き気味なレイアウトだったり。全体として「硬質」な印象がある。
本作を見てマンガ『予告犯』を連想した。とくにテロの予告のシーンとか。
新宿の街が停電するところや、ビルの爆発シーンは見どころがあって、第1話の「ツカミ」としては良かったと思う。
第1話の段階では、物語的な方向性はまだ見えなかった。はっきりと分かっているのは、主人公ふたり組はテロを起こすことによって、世界に何かを訴えようとしていることだ。その理由については、回想シーンでも登場した「施設」が絡んでくるのだろう。


■「六畳間の侵略者!?」第1話
原作:健速/監督:大沼心シリーズディレクター:玉村仁/シリーズ構成:ヤスカワショウゴ/キャラクターデザイン古川英樹/音楽:中西亮輔

ライトノベル原作のラブコメアニメ。
主人公が住む6畳の部屋に幽霊、魔法少女、地底人、宇宙人が襲来する。まさに「落ちもの」の究極系という趣。ハーレム要素もある。
監督は大沼心。過去作と本作を観て思ったのは、大沼心は「キャラクター」の人だなと。いかにキャラクターを魅力的に見せるか、というのに注力しているように見える。


■「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」第1話
原作:「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」(アトラス)/総監督:岸誠二/監督:田口智久/オリジナルストーリー原案:橋野桂/キャラクター原案・ペルソナデザイン:副島成記/シリーズ構成:熊谷純/制作:A-1 Pictures

同名ゲームをTVアニメ化。『Persona4 the ANIMATION』の放映終了後から約2年ぶりのアニメ化となる。
オープニング、続々とキャラクターが登場してきて、ついにヤツらが帰ってきた! という感じで思わず昂揚してしまった。『P4』はアニメでハマって、ゲーム原作にも手を出したほどで、それくらいに好きな作品だ。本作がきっかけで『P3』にも手を出した。ペルソナファンになったきっかけということで、けっこう想い入れの強い作品である。なお「ゴールデン」は未プレイ。やりたいんだけど、Vitaを持ってないんだよなぁ……。
前作アニメの後からスタートすると思っていたので、前作の頭からのスタートには驚いた。でも、鳴神のセリフの選択が変わっていたり、戦闘シーンがゴージャスになっていたりして、「懐かしさ」と同時に「新鮮さ」が感じられてよかった。
新キャラクターマリーが可愛らしくてよろしい。花澤香菜の声もバッチシ。とくに詩を読んだあとの赤面したくだりは「あ~~」という感じ。
前アニメは2クールだったが、本作は1クール。本筋は前にやっているからサクサクと消化して、追加エピソードに時間を割く感じなのだろうか。何にせよ楽しみである。