アニメレビュー 07/10（木）

■「幕末Rock」第２話
脚本：広田光毅／絵コンテ：川崎逸朗／演出：村田尚樹

高杉晋作ピースソウル覚醒編。
パッションはすごいけど技術は追い付いていない龍馬、技術はあるけど情熱さが足りない晋作、そんな二人を静観し淡々と演奏をこなす五郎と、それぞれの性格や人となりがよく分かるエピソードだった。
新選組のライブに乗り込む展開は、サプライズ感がありつつ、盛り上がる展開だった。まだ２話の段階なのにセッションもするとは。なかなか熱い展開でよかった。１話以上に楽しめた。
ライブシーンで歌詞が表示される演出は、音楽番組のような雰囲気が醸し出される。さらに「ライブ感」が生じて、「本当に今ここで起こっている」みたいな、キャラやドラマに実在感がもたらされる。
次は、順番的に五郎が覚醒するのか？

■「Free!」第２話
遙たち岩鳶高校水泳部と、凛率いる鮫柄学園水泳部が市民プール大会で対決。
新キャラクター山崎宗介と遙の対立が描かれる。今回の２期では、ふたりの衝突がメインドラマとなる？
山崎宗介の筋肉がすごかった。どのキャラクターよりも筋量があり、なおかつズッシリと重みがある。レースシーンでは、その筋肉が躍動していた。
また、「子ども」が可愛らしく魅力的だった。真琴の妹・弟や市民プールの子どもなど。

■「まじもじるるも」第１話
原作：渡辺航／監督：櫻井親良／シリーズ構成：國澤真理子／キャラクターデザイン：岩倉和憲／音楽：マニュアル・オブ・エラーズ／アニメーション制作：J.C.STAFF

童貞らしさ全開のエロ男子高校生と、突如彼の前に現れた魔女とのドタバタな日常を描くスラップスティック・コメディ。
『弱虫ペダル』の渡辺航による同名マンガが原作。こんな作品もやってたんだなぁ。前クールの『弱虫ペダル』に引き続いてのアニメ化となる。
いわゆる「おちもの」。
なんとなく90年代テイストがする。「おちもの」はラブコメの王道で懐かしい感じがするし、タイトルの「まじもじるるも」も『魔法陣グルグル』みたいな感じる。ノスタルジックを誘うような作品だなと。
心温まるハートフルな作品だな、と感じた。主人公・耕太はエロでバカだけど根は良いやつで、るるもの方もポーカーフェイスだけど想いやりのある心を持っている。そんなふたりの交流は微笑ましいものがある。
視聴を継続するかは未定ではあるが、とりあえず２話は観よう。

■「SUPER LOVERS」第１話
原作：影木栄貴×蔵王大志／監督：カサヰケンイチ／シリーズ構成：横手美智子／キャラクターデザイン：伊東葉子／音楽：中西亮輔／アニメーション制作：J.C.STAFF

BLマンガが原作。女性向けアニメ。
芸能一家に育てられた女の子ような少年と売れっ子俳優との恋愛模様が描かれる。
まずキャラクターデザインに驚かされた。瑞々しいを通り越して、ぬるぬるしたようなウェットな塗りがインパクト大。猫のような独特な目も印象的。
主人公・泉水が女の子以上に可愛くて思わずドキドキさせられてしまう。パッと見女にしか見えないよなー。幼少期は泣いてる表情が可愛らしかった。
BLアニメは趣味の範囲外なので視聴を継続するかは未定。だが、あのキスを経てどのような展開になるのか気になるので、2話は観る。

■「Fate/kaleid liner プリズマイリヤ ツヴァイ！」第１話
原作：ひろやまひろし、TYPE-MOON／総監督：大沼心／監督：神保昌登／シリーズ構成：井上堅二／キャラクターデザイン：牛島希／アニメーション制作：SILVER LINK.

『Fate/stay night』のスピンオフマンガ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の第2期。
第1期から約半年、変わらぬキャラクターたちの姿があってホッとした感じ。とくにアバンは、イリヤと美遊の何気ない日常のひとときを切り取った場面で、1クール放映後もふたりの日常は続いていたんだなぁ、と想像がふくらむ。
1期では、「カードの回収」と並行し、イリヤと美遊が仲を深める過程がドラマの根幹であった。2期ではふたりはすでに「あ～ん」をし合うほどの仲良しの状態である。じゃあ何がドラマになるんだろう？ と疑問を抱きつつ、本編を視聴していた。
ラスト、イリヤがふたりになってびっくり。と同時に、この裏イリヤがドラマの生成源になるのかと分かった。
本作は個人的には「癒し枠」。イリヤと美遊の微笑ましいやり取りに癒やされていきたい。

■「ガンバの冒険」第７話
航海途中遭難したガンバであったが、無事に島に到着。だがそこにはザクリという脅威が……。
ザクリによって命の危険性があるのにも関わらず、島を離れようとしないリスたち。ガンバがその理由を尋ねると「故郷だから」と答える。不思議と説得力がある。
次回はザクリとの戦いが描かれはず。ノロイ前哨戦といったところか。