フリントは風に舞う。

アニメ語りメイン。出崎、富野好き。実写は目下勉強中。

「機動戦士ガンダムUC」 1話・2話 視聴メモ

ガンダムUC』1~6話が深夜帯で放映された。4話までは見ていたのだが、5話以降は機会を取り逃がして見ていなかった。なので、今回の再放送は非常にありがたい。6話まで見たら、現在劇場公開中の7話を見にいく予定。

 

■「episode 1 ユニコーンの日」
監督・:古橋一浩
絵コンテ:古橋一浩
演出:古橋一浩 佐藤照雄
総作画監督高橋久美子 玄馬宣彦

・『ファーストガンダム』の第1話を彷彿とさせる描写が散りばめられていた。バナージとミコットの関係性は、アムロフラウ・ボゥと同じ/コロニー内でモビルスーツが爆発することの危険性。
・バナージは歴代のガンダム主人公の中でもかなりの“優等生”だ。アムロカミーユのようにひねくれたり、人格破綻者だったりしない。オードリーの危機に際し、とっさに駆けつける行動力もある。機転を利かせて追手を振り切ったり、また身体能力もある。最初から人格者だから、本作はバナージの成長物語ではない?
・映像のクオリティは非常に高い。とくにメカアクションは、歴代のガンダムシリーズでもトップではないだろうか。
・「ラプラスの箱とは何なのか?」というミステリー要素も本作の特徴だ。
・コロニー内での戦闘中、マリーダは敵のモビルスーツを撃破するが、その爆発でコロニーに甚大な被害が出る。そのときにマリーダの表情が歪む。おそらく罪悪感のようなものを感じたのだろう。こうした細かい人物描写は「ガンダムらしさ」を感じさせ部分だ。

 

■「episode 2 赤い彗星
監督:古橋一浩 
絵コンテ:村田和也/古橋一浩
演出:村田和也 総作画監督高橋久美子/玄馬宣彦
脚本:むとうやすゆき 

フル・フロンタル初登場回。オードリーの姫っぷりが見どころ。
・コロニー脱出直後に「赤い彗星」に襲われるという展開は、ファーストガンダムと同じ。
・「フル・フロンタルはシャアなのか?」というミステリー要素。
・「正しい戦争は無い」と言い張るバナージ。しかし、ガンダムのパイロットであれば人を殺してしまうという矛盾がある。今後、それをどう解決するのか? 『SEED』のキラの場合は、モビルスーツを倒してもパイロットは殺さないという解決法だった。
・無重力に不慣れなアルベルト・ビスト。それに対し、スイスイと器用に無重力の艦内を移動するオードリー。無重力空間である戦艦内に慣れているようだ。